西早稲田支局特派員えびすいがお伝えします。
高田馬場駅近辺ではチェーン展開している飲食店が幅を利かせていますが、早稲田通り沿いも明治通りと交わる馬場口交差点の手前あたりから、個性的なお店がぽつぽつと増えてきます。
以前は、お店が開店するというと大概はラーメン屋さんだったのですが、最近は業態がバリエーション豊富です。
そんなまともな出だしで書き出しましたが、今回紹介するのは「ゆる〜いRock Bar」 東京スミスです。
店名からしてなにか意味がありそうな雰囲気を醸し出しています。
えびすいは最初、「スミス都へ行く」って言うふる〜い洋画があるので、そのあたりが由来なのかなと思ったのですがそうではないのです。
冒頭の写真のマスターFats(ファッツ)さんに聞くと、「The Smiths(スミス)」という1980年代に活動したイギリスのロックバンドが好きなんでそこからもってきたんだとか。
因みに、スミスはこんな感じのバンドです。
The Smiths – This Charming Man (Official Music Video)
マスターのファッツさんはかつてメジャーデビューしていたミュージシャンで、ファッツという名前の由来は当時ホワッツマイケルという漫画が流行っていたというのは関係なくて、少し太めだったから「今日からお前はfats(ファッツ、脂肪)だ」、と先輩に名付けられたそうです。
なのでワッツじゃなくてファッツなのです。
ロックンロールの創始者の一人と称されるファッツ・ドミノ(Fats Domino)からだと言わないのが奥ゆかしい。
因みに、ファッツ・ドミノはこんな感じのミュージシャンです。
Fats Domino – Blueberry Hill (From “Legends of Rock ‘n’ Roll”)
そんなお店なので、看板のロックバーという文字を見てふらっと入ってくるのは音楽好きやバンド活動をしている、もしくはしていた方が多いです。
店内では、ファッツさんの膨大なCDコレクションから選ばれた曲がふわっと流れています。
不定期ですが、ファッツさんにギターを弾いてもらって歌う店内のイベントもあったりします。
ファッツさんのミュージシャン時代の先輩後輩もお店にたまーに訪れたりして、え、あの人○○さん? ということもあったりなかったり。
東京スミスでもう一つ言っておかなきゃならないのが、600円のチャージで出てくるお通しです。
ファッツさんは飲食店で調理をしていたこともあったので、ちょっとした総菜をつくるのはお手の物、お通しの2品はきんぴらゴボウや厚揚げと大根の煮物などなど、家庭的なお総菜がお通しとしてはすこし大きめの鉢に盛られて出てきます。
お客さんの中には、夜中に小腹空いたのだけどラーメンは重いし、お通し2品とビールでちょうどいいなあという動機で東京スミスに寄る方もいるほどです。
お通し2品はこんな感じです。
だいたい毎日違うものがお通しとして出てきます。
飲み屋さんのおつまみって、お酒が進むように味を濃いめにしているところがありますが、ファッツさんの作るおつまみは濃くなく薄くなく、丁度いい塩梅に味付けされています。
まだまだ続くよお通し。
お通しだけで、ビール2,3杯はいけますよ。
お通しの話ばかりしましたが、おつまみも「こんな感じのある?」って聞けば、タイミングが良ければ、お店で仕入れている材料からちょちょっと調理してだして貰えたりします。
なので、お通しを食べてからもうちょっと何かつまみたかったらファッツさんに聞いてみて下さいね。
お店は、深夜の4時位まで開けているので、お仕事のお休み前の深夜、音楽を聴きながらだらだらと飲むのにちょうどいいお店ですよ。
以上、西早稲田支局特派員えびすいがお伝えしました。
SHOP DATA
Rock Bar 東京スミス
住所 新宿区西早稲田3丁目21−2 安達ビル2階
電話 -
営業時間 19:00~04:00 (L.O.03:30)
定休日 月曜日