高田馬場には多くのミャンマー人が住んでおり、リトルヤンゴンと呼ばれていることは以前にも記事にしました。
ミャンマー料理店もたくさんあり、「○○料理」のカテゴリー別の店舗数で見るとミャンマー料理か中華料理か、というくらいです。

そんな数あるミャンマー料理店の中の1つ、シャン料理のお店に行ってきました。
シャン料理はミャンマーの少数民族のシャン族の料理です。

シャン族はミャンマーの少数民族の中では最も多く、ビルマ族に次ぐ人口を誇ります。
主にミャンマー東部、シャン州に住んでいます。

そんなシャン族の料理、シャン料理とはどんなものなのでしょうか。

まずは定番のミャンマービールで乾杯から。

ミャンマービール、美味いですよね。
高田馬場新聞が東南アジアのビールで好きなのがミャンマービールと、ラオスのビアラオ。

同席したメンバーも、ミャンマービールを飲むのは初めてだったそうですが、おいしいおいしい言ってました。
さて。まず1品目がこちら。


お茶の葉のサラダ(ラペットゥ)(800円)です。
これ、シャン料理というか、ミャンマー料理のド定番。

お茶の葉を発酵させたものを、豆やキャベツ、ミニトマトなどと一緒に油であえてあります。

これが美味い!シャン料理ってどんなの??とちょっと不安そうなみんなをホッと安心させてくれる味わいです。

これはこの先のメニューも期待できそうだ、と一同テンションが上がります。

続いてはシャン風高菜漬けと豚肉炒め(800円)。

高菜の古漬けの酸味がお肉の油とよく合います。お肉は豚と鶏のいずれかをチョイス。

うんうん。シャン料理、いけるやーーん。

 

では、ちょっと変わり種にも挑戦してこうよ、ってことで頼んだのがこちら。
シャン酒(1号500円)です。

メニューによれば「10種類の薬草を漬け込んだ、元気になるお酒」とあります。

お!アラフォーの高田馬場新聞、元気になっちゃうの?なっちゃうよ!
と、淡い期待を抱いて飲んでみましたが、これが意外と飲みやすい。

養命酒みたいなもんなのかも。

これはお肉のスパイシーサラダ。
タイ北部やラオスにもある「ラープ」とほぼ同じですね。

ちなみに高田馬場新聞お手製ラープはなかなか美味いと評判です(自画自賛)。

 

さて。ここからはさらにエスニックな味わいを求めて、新しい味覚に挑戦です。

鯉の熟れ焼き(800円)。
熟れ鮨(なれずし)ってご存知でしょうか?

日本人のソウルフードの1つでもある、寿司の原点が熟れ鮨。
魚を塩と米飯で発酵させたもので、フナ寿司などがその1種なんですね。

その説明をくどくどしても仕方がないんですが、発酵させた鯉を香ばしく焼き上げたのが熟れ焼き。
メニューを読んで「熟れ焼き(うれやき)」と読んでしまい、うひょうセクシーだなぁと勘違いしてました。

川魚かぁ、発酵かぁ。。。とか思ってたんですが、これが食べてみると、予想以上にイケる。
複雑な味付けで嫌みなく食べられます。

後味にほんのり川魚特有のエグみを感じますが、嫌いな方じゃなければ問題ないと思う。

そして今、鰻の代用品として大注目中のナマズ!
ナマズカレーは白身がさっぱりとした味。

 

そしていよいよ、この日のメインイベントの時間がやってまいりました。
ご覧ください。
こちらのスペシャルすぎるラインナップを!

む、む、む、虫メニュー!!!!!

そうです。我が国でも長野や山梨など一部で見られる昆虫食の文化がシャン料理にはあるようです。
し、しかーも!この昆虫食、栄養価が高いことなどもあって、将来家庭のテーブルに上る日が来るとまことしやかに噂される魅惑の食材なんです。
と、そんなことを言ったって、見た目がちょっとやっぱねーー、というご意見がまぁ大多数でしょうね。

 

なんで、皆さんを代表して高田馬場新聞、虫、食ってきました。

ですが、虫が見るのもやだって方もいらっしゃると思いますので、写真にはモザイクをかけておきますね。
写真をクリックするとモザイク無しの画像が見られますよ。

こちらが竹蟲。ノングインレイで検索をすると竹蟲の写真がひっかかることが多いです。
まぁ、こちらの代表的な虫メニューってわけ。

メニュー見たら一瞬、ケケ虫って読んじゃったけど。

まぁ、こりゃぁどっからどう見ても芋虫でがんす。

でもね、これ、全く問題無し。ムニュッとした何かが出たらどうしよう〜と恐る恐る食べましたが、中身はスカスカ。カラッと揚がって塩味がきいています。
食感、味わい共に、川海老の唐揚げのそれです。

なんだなんだー、意外にいけるじゃない!
ってことで調子に乗ってもう1品、頼んだのがこれ。


セミ(小)です。。。
これはねぇ、、、、見た目がねぇ、、、、、、。

ズバリすぎて、駄目な人は駄目でしょうね。
この日は4人で行きましたが、1名完全にアウト。口に入れられませんでした。

半身だったり

全身だったり。

味はけっこう苦みがあって、竹蟲ほど食べやすく無かったです。
なぜか次回はコオロギにチャレンジしてみようという話になりました。

 

最後はシャンそば(800円)で締め。
平打ちの米の麺と、さっぱりスープ、胡麻とナッツの香ばしさのバランスが最高。辛くないですよ。

私、シャン料理で一番好きなのはシャンそばと言っても過言ではありません。
ランチでよく食べています。

虫はまぁ、ネタの1つとしても、シャン料理は美味いです。

 

カチン、シャンと少数民族の料理を紹介してきましたが、それぞれ特性があって、しかも美味しい。
ビルマ族の料理店もそのうちご紹介したいと思います。

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SHOP DATA
ノングインレイ(Nong Inlay)
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電話番号 03-5273-5774
営業時間 11:30~23:30(L.O.23:00)
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土曜営業 日曜営業 祝日営業 ランチ営業


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