高田馬場新聞の活動を5年もやっていると「高田馬場って若い人がわいわい飲むお店ばっかりで」なんて話を聞くことがよくあります。
そんなとき「ちゃんとお店を探していないやろっ!」と言いそうになるのをグッと飲み込んで、「そんなことないんですよ。こう見えても実は、大人がゆったり飲めるお店がいくつもあるんです」とにっこり微笑むようにしています。
そんな、大人もゆったり楽しめるお店の1つがこちら。
カーポラヴォーロです。
早稲田通りから少し入ったところにあります。
実はこれまでに何度か訪れたことがあり取材のチャンスをうかがっていたお店でした。
それがあるときお得意様から「大人向けのいい店があったので、取材に行かれてはどうですか?」とご紹介をいただいて、行くことができました。
ご紹介はとてもありがたいので、良い店・面白いお店がありましたらご紹介くださいね。
そしていざ、取材へ。
オーナーシェフの鳥海将彦さんが、2012年12月3日にオープン。今年で6年目を迎えるお店です。
鳥海さんは18歳から21歳まで焼肉店で働いたのをきっかけに、外食の道を志します。
20代前半にイタリアンのお店で修行したのちにお金をためてイタリア・ミラノへ。
ミラノの「ジョイア」という、イタリアでは1軒だけというベジタリアンでミシュラン1つ星を獲得しているお店で修行。
そうして帰国後、30歳の時に、ここ高田馬場でカーポラヴォーロをオープンしました。
高田馬場新聞「どうして高田馬場だったのですか?」
鳥海さん「いやぁ、完全にたまたまですね。表参道とかで探し始めたのですが、コレという物件が見つからず時だけが過ぎていきまして。それで探す範囲を広げた時に見つけたのがココだったんです。ラーメンの街だってことも知らなかったくらいですよ」
1つ前の記事で紹介した「やえ」もそうですが「たまたま高田馬場だった」ってパターン、割りとあります。
高田馬場新聞「全く予備知識もなくやってきた高田馬場、印象はどうでした?」
鳥海さん「ゴミゴミしているなぁって。学生は騒いでいるし外国の方も多いし、そしてなんでアトムなんだろう?とか。カオスな街だなって思いました(笑)」
高田馬場新聞「それが今ではすっかり地域に愛されるお店になりましたね」
鳥海さん「おかげさまで、住んでいる方々に使っていただいています。高田馬場だけでなく戸山や目白の方からも足を運んでくださいますね。ご家族でゆっくりと食事を楽しんでいかれるお客様が多いですよ」
高田馬場新聞「野菜のイタリアンということですが、いわゆるベジタリアンとは違うのですか?」
鳥海さん「ベジタリアンではなく、野菜を中心にしたイタリアンです。お肉もパスタもあります」
お肉もやたらうまそうです。
カーポラヴォーロでは、自然栽培、無農薬・有機栽培など、自然に近い状態の野菜を使うことを重視しています。
野菜のオードブルは「これ絶対写真撮りたくなるやつ〜」って、女子が絶対言うやつです。
おじさんでも言いそうになります。
ちょうど取材におじゃましたタイミングは、夏から秋に変わる季節。
かぼちゃ、さつまいも、里芋、レンコンなど、はしりの野菜が出て来る頃でした。
新しい野菜が入ってくるとまずはお試しとしてメニューに取り入れ、収穫が安定してきたら1ヶ月ほど続けて使うというサイクルが多いそう。冬場になれば根菜を中心にと、季節のものを食べる楽しみが満載です。
メニューはランチが2630円、3130円、3630円、ディナーは6200円、5200円、4400円のそれぞれ3コースとなっています(2018年10月現在)
写真はXXXX円のコースのもの。
鳥海さん「最近はお弁当も始めてまして、野菜を中心にしたお弁当って少ないので、なかなか人気なんですよ」
自然栽培お野菜弁当 1,780円(税込)
6種の自然・有機栽培のお野菜尽くし弁当 1,200円(税込)
この野菜もりもりな弁当が税込で1080円から。
個人的に狙いどころは1500円ゾーンと見ました。アッパーは2580円まで、幅広く品揃えしています。
最低注文数が4個からになります。
高田馬場新聞「そういえば、定休日っていつですか?」
鳥海さん「定休日、ないんです。年末年始にお休みいただくくらいで」
高田馬場新聞「え、それでお店まわるんですか?」
鳥海さん「シェフがいないとお店が回らない、ってなると自分が休めませんよね。それっていい仕事ができないと思うので、レシピをきっちり固めて、私がいなくてもカーポラヴォーロの味が出せるような体制にしています。ちょうど今もウチのスタッフ、8日間お休みをとって沖縄に行ってるんですよ」
とかく飲食店は、オーナーが体を削ってしまって続けられなくなると言う悲しいパターンが多い業態だと感じています。
良いお店ほど長く続けて欲しいから、うまく休みながらやれるといいですね。
カーポラヴォーロの情報は、5,000人も登録しているというメルマガをチェックするのが一番良いようです。新しいメニューの情報などが満載です。
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SHOP DATA
カーポラヴォーロ
住所:東京都新宿区高田馬場2-14-5
電話:050-5869-6533
ホームページ:http://capolavoro.tokyo/
営業時間
平日 11:30-14:30(13:30LO)17:30-22:30(21:30LO)
土曜 11:00-14:30(13:30LO)17:30-22:30(21:30LO)
日祝 11:30-14:30(13:30LO)17:00-22:30(21:30LO)
定休日なし(年末年始のみ)