編集長 向井です。
早稲田通りのかつて「マルシメ文具店」があったその左隣。
ずーっと空きビルだったところが貸しに出てるなーと思っていたら、年が明けた頃に2Fにベトナム料理店、そして1Fには「張亮麻辣烫」なるお店が立て続けに入りました。
麻辣烫とはいわゆる「マーラータン」。
といっても、マーラータンって何?って感じですよね。
マーラータンは、ピリ辛のスープに春雨が入った中国の食べ物です。ここ数年、高田馬場でもマーラータンを出すお店が増えて来ていました。日本で、というより中国で流行っているのが、日本に入って来ているのだと思います。
なにせ高田馬場はグローバルシティ。新宿、新大久保、池袋の陰に隠れてあまり知られていないかもしれませんが。
もともと大学へ来る留学生が居たところに、日本語学校がすごい勢いで増えていて、中国に限らず本当にいろんな国から若い人たちがやってきているのです。
というわけで、この張亮麻辣烫(ちょうりょう まーらーたん)に入ってみると、やはりと言うべきか客席はその95%くらいが中国の若者に占められています。
入店即、踵を返しそうになるほどの現地感です。
店内のポスターも中国語表記のみ。
しかしひるんではいられません。なにせ実はわたくし、中国語を少したしなんでいるのです。
そんなわたくし編集長が、なんとも入りづらいこの店のオーダー方法をレポートいたします。
店内に入ると中国語でなんか言ってきますが、気にせず空いている席を探します。
何名様ですか?みたいなことを言っているだけなので。
ベーススープが333円(税別)1種類。
辛さは選べますが、言わなければ特に聞かれません。
もし聞かれたら、好みの辛さを伝えてみましょう。日本語で大丈夫です。
麺は4種類あります。
ちょっと左から「とうもろこし麺」「平たい麺」「牛筋面」「細麺」。
ちなみに牛筋面とありますが、牛筋が入っているわけではなく、米の麺のようです。
見た目が牛筋に似て、、、ないよね。。なにか詳しいことがわかったらまたお知らせします。
まぁここは「細麺」って言っておけばいわゆる春雨になりますので、そこからトライするのが良いかと思います。
そして最大の難関がコレ。
注文をする前に、脇にあるカゴを取って、トッピングを選ばねばなりません。
なにせトッピングをしなければ、ただのピリ辛春雨スープ。せっかく意を決して店に入ったのにそれでは悲しすぎますよね。
トッピングはどれでも一律99円(税抜)。
ですのでトッピング3つだと680円(税込)、4つで787円、5つで894円になる計算です。そのあたりの金額感を目安にしてください。
では何をどのように選べば良いのでしょうか。
トッピングをざっくり分けると「野菜系」「肉系」「魚系」「豆腐系」に分類できます。
そこから1つずつ選べば、トッピング4つ(787円)になりますし、魚か肉のどちらかにすれば3つ(680円)というわけです。
野菜・キノコだけのヘルシーマーラータンとか、肉てんこ盛りマーラータンとかも良いですね。
それらトッピングをカゴに入れたら、厨房前のカウンターへ行き、「細麺」などと麺の種類と辛さの好みを伝えます。そうすると注文票に受付番号を書いて渡してくれます。
写真は左上から時計回りにぶた肉ソーセージ、イカ団子、干し豆腐、ほうれん草の4つです。
できあがりを待つ間に、厨房脇にある調味料スペースでフリー茶たまごとご飯をピックアップ。会計は食後でOKです。
左上からニンニク、砂糖、醤油、左下へ行ってめちゃ辛いラー油、ラー油、ゴマだれ、ピリ辛オイル、て感じかな。
茶葉蛋(中国茶のゆで卵)は真っ黒なので、ものすごく塩辛いのでは?と、塩分が気になるのは日本人のサガですね。
しかしお茶の葉で煮てあるだけなので全然塩辛くありません。
あとは白ごはん。米については日本のレベルを期待しない方が良いですが、それも含めて現地スタイルと思いましょう。
ここまでくればもう一安心。
席について水でも飲みながら、番号が呼ばれるのを静かに待ちましょう。
こちらが注文票。
右上の数字が注文番号。「細」が麺の種類、「4」はトッピングの数を書いてあるようです。
めっちゃ合理的!
しかしここで一抹の不安があなたの心をよぎることでしょう。
注文番号が順に呼ばれるのですが、それは中国語。
麻雀のたしなみがあればイーアルサンスーくらいはわかるけど、二桁になるともう困っちゃいますよね。
でも大丈夫。
呼んでも反応がなければ、日本語で呼んでくれますから!!
ということで無事、マーラータンを受け取ったら、お好みの調味料をかけて席へ戻りましょう。
あとは思う存分マーラータンを堪能します。
先の4種トッピングの中から辣油をほんのりかけた状態がこちら。
真ん中の唐辛子が辣油です。辛いのが苦手な人は基本のスープそのままで楽しめば問題ないかなと。
食べ終わってチラッと隣の女子が食べてるのを見たら、スープが真っ赤になっててちょい引きました。それくらい楽しみ方に幅があるということですね。
ベースの麺は小麦粉ではないからグルテンフリー!ヘルシーで体にも良い気がします。
高田馬場も現地系中華の店が増えまくっているので、この機会にトライしてみてはいかがでしょうか。
SHOP DATA
張亮麻辣烫
住所 東京都新宿区高田馬場1-17-18