ビッグボックス脇を新大久保方面に上がって行くゆるやかな坂道、高田馬場駅通り。
大江戸ビール祭りが開催されたベルサール高田馬場のほど近くに、気になるお店がオープンしたのは2016年2月のこと。
高田馬場ビール工房。
工房という店名からも察しがつくかと思いますが、店内でビールを醸造・提供するお店です。
以前は100円ローソンがあった場所に、タンク状のものが置かれだしたのが昨年秋ごろのこと。
どうやらここでビール作る店ができるらしいと、界隈の飲んべえたちの心をざわつかせていました。
そんな高田馬場ビール工房、すぐ近所の韓国料理店「味音(みそり)」のオーナーが紹介してくださって、取材が実現しました。
高田馬場新聞の取材は、このようにご紹介いただいて伺う機会がとっても多いです。
以前から気になっていたビール大好き高田馬場新聞、喜び勇んで訪ねて参りました。
高田馬場新聞をお迎えしてくれたのは、醸造部長の藤川さん(写真左)と店長の槇山さん(写真右)、それと本部広報の坂本さんのお三方。
高田馬場ビール工房は、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、中野、西荻と中央線沿線を中心に展開するチェーンの最新店舗(2016年5月現在)。
店内で日々造られるオリジナルビールを、思う存分楽しむことのできる「ブリューパブ」なのです。
醸造ルームで造られたビールは冷やされた後、カウンターのタンクへと移されます。
お店で日々醸造することで、その時々のできたてビールを飲むことができるという、グレートハッピーシステム。
1回の醸造工程は1週間から10日ほど。
この日は5種類のオリジナルビールがラインナップ。
天竜川レモンブロンドと、ペールエールを注文しました。
左がペールエール(グラス 400円)、右が天竜川レモンブロンド(グラス 500円)です。
もう、取材という名のもとに、明るいうちから飲んじゃう。
誰に何を言われようと、断固飲んじゃう。
レモンブロンドはブロンドという定番のビールにレモンフレーバーをプラスしたもの。
ビール工房ではこのように、いくつかの定番に時々のフレーバーをプラスして、いろんな味を楽しめるようになっています。
つまり訪れる度、新しい味を楽しむことができるというわけです。
それにしてもレモンブロンドですよ。これ昼飲みにめっちゃ合う。
オーダー方法はまずビールの種類を選んだ後にグラス(300cc)、ボトル(500cc)、樽(1,800cc)から、サイズを選びます。
ボトル(700円)と樽(2,500円)は容器そのものを購入すれば、テイクアウトも可能。
新たなビール生活に開眼する予感がしてきます。
フードメニューも豊富。
産直野菜のサラダやフィッシュアンドチップスなど、軽いおつまみからガッツリ食事系まで取り揃えられています。
店内は思いのほか奥行きがあり、59席と意外に広め。
お店の一番奥には謎の小上がり席まであって、いきなり友達ん家にでも来たかのようなくつろぎ感があります。
テラス席のすぐ隣にはロフト席。
聞けば内装工事中に急遽「ロフトを作ろう!」ということになったらしく、それが工事を長引かせた理由の一つだそうです。
つまり内装はスタッフの皆のお手製です。
頭をぶつけないようにご注意を。
そんな高田馬場ビール工房、お店のコンセプトは「街のビール屋さん」。
豆腐屋さんとか、パン屋さんがその街ごとにあるように、街に根ざした「ビール屋さん」として地域にとけ込んで行こう、という想いが込められています。
その一方でビールの品質には徹底的にこだわっており、米で言う精米にあたる「精麦」工程を内製化する計画も進めているそうです。
高田馬場を盛り上げていく、新たなプレイヤーが仲間入りです。
これから何か一緒にできたら楽しいな。
ちなみに現在、ランチタイムは時間無制限食べ放題ビュッフェを提供しています。
(取材は2016年5月中旬)
1480円(税込)で、サラダからパスタ、ラザニア、自家製パンにスープなどのビュッフェと、1ドリンク(しかもビールでもOK!!!!)が楽しめます。
メニューの構成やビュッフェについてはまだまだあれこれと試行錯誤しているところだということで、これからどんどん変わっていく予定です。
ドリンクがビールもOKってのもとりあえず今のところ、ということらしいので、行くんなら今!!ですね。
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SHOP DATA
高田馬場ビール工房
住所 東京都新宿区高田馬場1-29-2
電話番号 03-6457-6410
営業時間 11:30〜23:00(平日15:00〜17:00はドリンクのみ)
定休日 年末年始