高田馬場と手塚治虫先生の関連をたどる上で、外せない喫茶店があるらしい。

そんな噂を聞き、やってきましたセブンビル。

うぉっ。これまた渋い!

高田馬場新聞
こんにちは!高田馬場新聞デスっ!

マスター
はい。いらっしゃい。

高田馬場新聞
こちらはいつ頃できたお店ですか?

マスター
ウチはねぇ、わりと新参者なんですよ。
あれはえっと東京オリンピックの年だから……。

高田馬場新聞
1964年ですね。
そうすると今年でちょうど50周年じゃないですか!
それで新参者とは。。

マスター
オリンピックと言えば、開店当初は夜中の1時まで営業してたんだけど、
治安がどうとかで夜の11時には閉めなきゃならなくなっちゃったんですよ。

高田馬場新聞
深夜1時ですか?!
えらい遅くまでやっておられたんですね。

マスター
うん。なんていうか、そういう時代だったよね。

マスター
ほら、これが当時の写真。

高田馬場新聞
貴重な写真ですねぇ。

マスター
知り合いの大工さんを連れて他の店をいろいろ一緒に見て回ってね。
それで工事してもらったんですよ。

そしたら、店舗はやったことのない大工さんだったもんだから、

壁はできたけどクロスが貼れない!
なんてことがあったりね(笑)

高田馬場新聞
えぇ!
大問題じゃないですか!!

マスター

なんていうか、時代だよね。

高田馬場新聞

(笑)

マスター
で、開店から8年後に共同ビル化の話がまとまってね。
それで1973年着工で1975年に今のセブンビルができて今のお店になったんですよ。

高田馬場新聞
ではこの店舗も40年ですね。

奥さん
そうそう。
こないだテレビにも出たんだけど、手塚プロがこのビルの2階に入ってたんですよ。

マスター
あ、ウチの娘です。
※お姉さん(写真右側)がお話を聞かせてくださいました。

奥さん
朝はモーニング、昼間はコーヒー。
1日に何度も手塚プロへ出前に行きましたよ。

高田馬場新聞
じゃぁ手塚先生のお部屋にも?

奥さん
もちろんです。
あとはファンクラブにも行きましたね。

高田馬場新聞
ファンクラブ、、ですか?

奥さん
手塚先生のお父様がいらっしゃって、ファンの方のお相手をされていました。

高田馬場新聞
へぇ。
ファンを事務所に入れておられたんですね。

なんていうか、時代ですね(笑)

奥さん
私の結婚式には手塚先生のお名前で電報まで頂戴してね。
あれは私の宝物です。

マスター
そうそう。
宝物と言えば、私にも宝物があるんですよ。
ほら、コレ。

高田馬場新聞
わっ。アトムだ!
これは?

マスター
手塚プロの袖看板です。
ビルに取り付けてあったのを頂いたの。

うーーん。なるほど。
やっぱり高田馬場は「アトムの街」なんですね。
高田馬場新聞としてもアトム界隈をもっと掘り下げていく必要がありそうです。

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SHOP DATA
喫茶つかさ
住所 東京都新宿区高田馬場3-12-5
電話番号 03-3362-8766
営業時間 8時〜20時
定休日  土・日・祝


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