高田馬場がリトルヤンゴンと呼ばれているのをご存知ですか?

ヤンゴンはミャンマーは2006年、ネピドーに遷都するまでの旧首都で、
かつてはラングーンと呼ばれていたミャンマーの都市です。

高田馬場には在日ミャンマー人の方々が多く住んでおり、
そのため高田馬場は通称リトルヤンゴンと呼ばれるようになったそうです。


Photo taken by Ralf-André Lettau

写真はヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ。ミャンマーは仏教国で、パゴダは寺院です。
、、、と、ヤンゴンのお話はこの辺にしまして。

今回は「カチン料理」です。

そう。
なんかカチンときたでワレーーー!
の、カチンです。

違います!!

カチン州とはミャンマー北東部の行政区画で、ミャンマーに数多く存在する少数民族のうち
主にカチン族が居住しています。


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そんなカチンから日本にやってきて、高田馬場でカチン料理のお店「実の里」を営んでおられるマリップさんのお話を聞きに行ってきました。


お店のオーナー マリップさん(左)と姪のユさん(右)。

高田馬場新聞「カチン料理ってどんな特長があるんですか?」

マリップさん「カチンの料理は油を使わないヘルシーなのが一番の特長ね。
あとは国境を接する中国の影響もあって里芋、肉団子、お米、醤油なども使っているから日本の
みなさんにも馴染みがあると思うよ」

高田馬場新聞「ほう!きっと辛いんでしょうね?」

マリップさん「そうね。でも日本人向けに辛さは抑えてるよ」

では早速、メニューに名物と書いてあるカチン丼を頂くとしましょう。

うおっ!カチン!ドーン!と
きたでワレーーー!

おいおい(笑)

高田馬場新聞「やばい。めちゃうまい。。」

牛ひき肉の香りがしっかりと立って、油っこさがないからスイスイ箸が、、
もといスプーンが進みます。

マリップさん「このナンピットゥで辛みを足すと、よりカチンらしい味になるよ」

高田馬場新聞「あ。ちょい辛でうまい。。
これで辛さ何ピットゥーくらいですか?」

マリップさん「?」

高田馬場新聞「すいません。。。」

マリップさん「カチンではナンピットゥーがあれば、これだけでゴハン食べられちゃうね。
日本のふりかけに近い存在かな」

高田馬場新聞「ふむふむ」

マリップさん「あと、中国と国境を接しているから雲南省の料理にも近いんだよね。
だから中国人のお客さんもけっこう食べに来てくれるよ」

高田馬場新聞「そっか。ミャンマー北東部だからかぁ」

マリップさん「ちなみにカチン丼は2003年に早稲田大学の早稲飯コンテストってので
優勝もしてるんだよ」

高田馬場新聞「おぉ!これでサラダとスープがついて580円だもん!
そりゃぁ学生にも人気ですよね」

タイ料理でおなじみ、バジルと豚肉炒め(680円)もタイとはちょっと雰囲気が違いますが
あっさり美味しい!味が薄いのではありません。

それ以外にもヘルシーなメニューがいっぱいあります。


サンロウヒン
(鶏のとろろ風味スープ)700円


ウェナイユトゥー
(豚の耳・パクチー・たまねぎのチリソースサラダ)550円


そのほかにも前菜から


揚げ物経由の


締めの麺!

もちろんビールは「ミャンマービール」!

ですよねぇ〜〜〜!

ん?途中からメニューの説明が消えてる??

すいません!聞くの忘れました!

ぜひ行って確かめてみてください。

ちなみに、オーナーのマリップさん、1992年に日本へ亡命してこられてかれこれ20年超。
日本でミャンマー時代の同級生と結婚をし、4人の子供に恵まれました。

ですが本国では少数民族(ビルマ族以外の各民族)を取り巻く環境はいまだ厳しく、
それを憂えたマリップさん、NPOを立ち上げて国会で勉強会をするなど日本の政治家への働きかけもしているそうです。

これからの国として注目を浴びるということは、民主化の状況を含めまだまだ幸せとは呼べない環境で暮らしている人たちがいる。
そのことについても改めて考える機会になりました。

そして今すぐ僕らにできることは、

美味しいカチン料理を食べること!

まずはそこから始めましょう。
てか、メチャうまいから、食べなきゃ損です!!!!!

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SHOP DATA
実の里
住所 東京都新宿区西早稲田2-18-25 横川ビル1F
電話番号 03-6380-3644
営業時間 ランチ11:00~15:00
ディナー17:00〜23:00
定休日 日曜日

土曜営業


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