JRと西武線の間には、高田馬場でも有数のディープエリアがあります。
米とサーカスとかのある、さらに奥。
そこにまた怪しいお店を見つけました。
なんか変な人形が立っています。
「依存注意」とあります。
店内はますます謎の空間。いったい何の店なのか。
と、カウンターに見たことのある女性が座っています。
あ、米とサーカスの宮下さんだ。
我々にヤギのキンタマとかサソリとかを食わせた女性です(詳しくはそちらの記事で)。
この謎のお店は「あでぃくしょん」と言いまして、米とサーカスを運営する宮下企画がやっているお店なのです。
元々は「再開」というスナックがあった場所で、宮下企画の社長がよく通っていたところ。
再開のママが亡くなってしまい、この土地の面白さを活かして引き継いでお店をやれないか?ということで、2015年2月にオープンしたのだとか。
宮下社長にお話を聞くことができました。
高田馬場新聞「そもそもなんで高田馬場だったんです?」
宮下社長「高田馬場にお店を出して、6年目になります。ゴールデン街でやっているお店に続く2店舗目の場所を探していたところ、今の場所(米とサーカスのところ)を見つけて。一目で気に入って出店を決めました。高田馬場、面白いです」
そういえばニュージャックの大石さんも米とサーカス出身。
それ以外にも、高田馬場で働いていた人が高田馬場でお店を出すってパターン、結構見かけます。
小さくて濃いコミュニティができているんですね。
そうこう話しているうちに、宮下社長はゴールデン街の店に行くと言って出て行きました。
続きは宮下さん(社長と同じでややこしいので、以下慧さんとします)に聞くことにします。
慧さん「あでぃくしょんのコンセプトは、addictすなわち依存症です。ドーパミンから引用した“パミンちゃん”19歳のお部屋、という設定で店を作っています」
高田馬場新聞「えっ。ぜんぜんわかりません!」
慧さん「お店の内装のイメージが、ゴミだらけだけどカワイイ、女の子のお部屋なんです」
高田馬場新聞「あっ、わかりました。イタイ感じですね」
そう。けして居心地の良い空間、とかではないこのお店。
なんかちっさいバケツに錠剤が。。。
高田馬場新聞「こ、これは…」
バーカウンターの奥にはウーパールーパーがいました。
高田馬場新聞「そういえば米とサーカスで、ウーパールーパー出してますよね。ということは、この子は…」
スタッフのももちゃん「変なやつ、、、何がいいですかね」
理沙店長「あぁ、あれがいいんじゃない?」
ももちゃん「じゃぁ一番変っぽいやつをお出ししますね!」
ちなみにももちゃんは高校生。22時までしかお店にはいられません。
当然お酒も飲めませんが、カウンター越しに見ているだけで若さが目に沁みます。
ももちゃん、ちょっと前にニューヨークへ行って来たのだとか。
その話を聞いている時のBGMが、アリシア・キーズの「にゅ〜よ〜く♪」ってやつだったのが個人的にツボでした。
アート系のスタッフが多いのもあでぃくしょんの特長ですね。
理沙店長はミュージシャンだそうです。
で、いよいよ怪しい系のドリンクが2杯、カウンターに置かれました。
豆乳プロテインとウォッカしるこ。。
味の説明とかそういうのは野暮なのでやめておきますが、「ウォッカしるこは桜餅の味」という慧さんの説明はかなり的確だったことだけ、報告しておきます。
アテが遠足の時に見た感じなのも、まぁそういうことだよね、ってことで。
あ、でも食事まわりは米とサーカスと連携していて、米とサーカスのメニューを出前できたり深夜のガッツリメニューも品揃えされています。
あとこれはトイレのライト。
何にaddictしてんだろうかね。
高田馬場のディープエリアのさらに奥の方。
入ったら戻ってこれない、かもしれません。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
SHOP DATA
あでぃくしょん
住所 東京都新宿区高田馬場2-19-8
電話番号 03-6233-9889
営業時間 19:00~翌5:00(日曜日は24時まで)
定休日 無し
女子学生ノーチャージ