高田馬場で知り合って、ちょいちょい飲みながら地域情報を交換するお友達です。
そんな小田島さんから「新しい壁紙を紹介したい」と、連絡がありました。
小田島さん「40歳越えてから、なんかすんごい疲れるんですよね」
壁紙の話もそこそこに、アラフォー男子の体力衰えトークが始まりました。
高田馬場新聞「あ、小田島さんも? 僕もどうもいろいろなところにガタが来た感ものすごいですよ…中古車だったら国内では捌けないので、海外に売られていくぐらいのイメージですね」
小田島さん「ねぇ。でもウチはまだ娘も小さいし、まだまだ頑張らないとなぁ」
そんな話をしているうちに高田馬場で滋養強壮メニューを出しているお店を思い出し、行くことに。
2014年10月に開催した高田馬場新聞月間。
高田馬場新聞を通じて知り合ったいろんな地域のお店・団体と一緒になんかやる、という謎過ぎるイベントで、ハロウィン企画の会場としてご協力いただいたお店です。
この写真はそのハロウィンイベントの時のイメージ写真。
まさにサーカスですよね。
仮装して写ってる人以外、全部店内の内装そのまんまなんです!それ用に飾ったりしてないんですよ。
米とサーカスは今のようにジビエが流行る前、2011年3月にオープンしたお店。
ジビエとは狩猟で穫った、野生の鳥獣の食肉。
米とサーカスはそのさらに斜め上をいってまして、品揃えが凄いんです。
鹿、熊、馬、猪、キジ、らくだ、カンガルーにダチョウにワニ、ヤギ、はてはトドに至るまで、おおよそ人間が口に入れたことのあるだろう獣の肉ならなんでも食べられる、といっても過言ではないのです。
なので、お店側ではジビエではなく「獣肉」と総称しているのだとか。
そう、米とサーカスは日本でもレアな獣肉酒家なのです。なにせ肉だけに(笑)。
こちらの美人さんは、米とサーカスを運営している宮下企画のデザイン・広報担当の宮下慧(せい)さん。
宮下さん「鹿肉を食べて感動したのがきっかけで、獣肉の美味しさを広めたいと思ってこの店を始めました。やっている内にどんどん品揃えも増えてきまして」
小田島さん「獣肉かぁ。なんかパワーつきそうですね。最近疲れやすいんですよ。いっちょパワーのつくやつ、おねしゃす!」
宮下さん「じゃぁまずはこちらからどうぞ」
小田島さん「なんですか?これ。ちょっと見たことの無いフォルムと色合いですけど」
宮下さん「こちらはヤギのキンタマです」
小田島さん「・・・・・・・・キン……ですか…確かにパワーは出そ、うです…ね」
男性的にはちょっと痛みすら覚えそうな食材を、恐る恐る口に運びます。
あ〜〜ん
んぐっ。
んぐっ。
これは……
小田島さん「あ、大丈夫ですよ!!ゼンゼン食べられる!」
藤子不二雄先生の漫画に出てきそうなナイスなキメ顔です。
引きつった笑顔に見えるのはたぶん気のせいです。
多少クセはありますが、トロッと濃厚な味わい。
白子っぽいのかと思いましたが、あそこまでトロトロではありません。
ヤギを食べる習慣のある沖縄でも食べられるメニューのようです。
これを海馬(タツノオトシゴ)酒でくっとやるわけです。
宮下さん「タツノオトシゴには男性ホルモンのような強壮作用があるとされ、古くからED(わからない人は各自で調べて!)とか尿モレに良いそうです」
小田島さんに、みなぎる男性力が注入されていきます。
タツノオトシゴ酒、お味は甲殻類っぽい味がほんのり香ります。
その他にも米とサーカスでは薬膳酒を多数取り揃えているそうです。
宮下さん「では次は鹿鍋をどうぞ。鹿は高タンパク低脂肪な食材として知られていますが、鉄分も豊富なんですよ」
綺麗な赤身のお肉を味噌仕立てで煮ていきます。
取材なので宮下さんがサーブしてくれました。
通常は各自で食べるんですよ。
小田島さん「うん。うまい。ジビエらしい野趣もありながら、脂が少ないからさっぱりとしてますね」
ようやくありつけた、ふつうらしいメニューにちょっと安堵の表情が浮かびます。
宮下さん「じゃぁそろそろ、期間限定でお出ししている例のヤツ、行きますか?」
高田馬場新聞「お願いします!」
小田島さん「えっ?まだなんかあるの?」
高田馬場新聞「大丈夫すよ。小田島さん、ミャンマー料理のノングインレイ一緒に行ったじゃない」
小田島さん「えっ?」
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勘の良い読者の皆様はそろそろお気づきかもしれません。
そう。
ご紹介しましょう。未来の世界を救うスーパーフードとして注目を集めている例の食材を!
とは言え苦手な方もいると思いますので、ココから先は世界の救済にご理解のある方のみご覧ください。
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サソリネギマ!!
からの〜〜〜
6種の昆虫食べ比べセット!!!!
サソリネギマなんて、ここにネギいりますか?と、ネギ不要論をブチアゲたくなる驚愕のビジュアルです。
6種の昆虫は、左上から時計回りにイナゴ、コガネムシ、竹虫、ゲンゴロウ、サソリ、蚕です。
ノングインレイでも体験済みの竹虫と、佃煮になっているイナゴあたりは、比較的食べやすいところ。
その次が、身が詰まっていないのでサクッと食べられるコガネムシ、甘辛く味付けしてある蚕、といった順番で食べやすいかなーという感想。
宮下さん「ゲンゴロウとサソリはしっかり噛んで食べてくださいね」
小田島さん「えっ!」
しっかり噛まないとどうにかなっちゃうんでしょうか。
小田島さん、さっきから「えっ」しか言ってません。笑うしか無い感じです。
しかしもうここは、可愛い娘さんにどんなことにも果敢にチャレンジする父の背中を見せる覚悟で行ってもらうしかありません。
では、サソリネギマを食べる小田島さんの表情をお楽しみください。
小田島さん「なんていうか…カラダ的には、良さそう…です」
サソリはかなりオリジナリティのある味で、他に例えようがありません。
フェアの期間を延長して、3月いっぱいくらいは出す予定をしているそうなので、この機会に試してみても良いかもしれませんが、誰にも彼にもはお勧めしません。
刺身など、通常の居酒屋メニューも豊富に揃っているお店ですのでご安心を!
あ、そういえばアクト企画の壁紙を紹介するの、忘れていました。
ご覧のように貼って剥がせる壁紙です。
全面に引いてある黄色と、小田島さんの後ろに描かれている電柱のデザインはプリントをしたもの。
ワンポイントでも使えるので、お店、オフィス、ご自宅のちょっとした模様替えに重宝しそうです。
アクト企画のホームページはコチラです。
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SHOP DATA
獣肉酒家 米とサーカス
住所 東京都新宿区高田馬場2-19-8
電話番号 03-5155-9317
営業時間 17:00~翌5:00(L.O.4:30)
定休日 無し