こんにちは。高田馬場の不動産屋「ラインズマン」のとっくんです。
高田馬場新聞とのコラボ企画で、2回に渡って「住みたい街ランキング1位の吉祥寺に高田馬場が挑んだら」というテーマで、記事をお届けしております。
ちなみに彼女も募集しています。
1回目の記事はコチラをご覧ください。
vol.1では、吉祥寺駅の北側にある並み居る名店たちに高田馬場がけっして負けていないことを証明しました。
続いては駅の南側をやっつけることにします。
吉祥寺と言えば、井の頭公園です。
おもわず目をつぶってしまいましたが、吉祥寺のオシャレさに目がくらんだわけではありません。
もう、なんでもサードとかつけたら良いと思っているのではないでしょうか。
高田馬場にはサードなんとかはありませんよ。
えぇ、悔しくなんてありません。
井の頭公園へと歩みを進めます。
アジア雑貨を扱うお店、元祖仲屋むげん堂がありました。
高田馬場にもあるお店です。
しかし井の頭公園にたどり着く前に、大きな関門が待ち受けていました。
もちろん、その存在は知っていました。
井の頭公園と言えば、いせや。
もしくは吉祥寺と言えば、いせや。
楳図かずお先生レベルでこの界隈を代表する存在である、焼き鳥屋さんです。
総本店、公園店とお店がいくつかありますが、この日は公園店で焼き鳥をくらうことにします。
しかし相手はいせやです。
これが伊勢谷雄介だったら、全く歯が立たないところですが、いせやならなんとかなる気がしてきます。
伊勢谷雄介が相手でなくて良かったという安堵感に、緊張感とやる気をないまぜにしたような何かがみなぎってきます。
やきとりが焼き上がりました。
袋は封緘できるようになっていて、なかなか機能的なものです。
井の頭公園を眺めながら、串にかじりつきます。
んぐんぐ。
ん?
あれ………?なんか
・
・
・
・
池の水、干上がってない?
これが、本来の姿。
カップルがボートを漕ぎまくっていて、独り身には堪えがたい光景です。
それが、ほら。
これはきっと諏訪神社の神様が、僕に恋人たちのいちゃつくところを見せないようにと、お気遣いくださったのに違いありま……あっ。
………
みんな、つきあってる奴らなんて、干上がってしまえば良いのに…。
あっと。
感情的になってはいけません。
高田馬場の印象が悪くなってしまう。
気を取り直して。
井の頭公園と言えば、ジブリ美術館にも近かったはず。
ファンタジーの世界へ逃げ込むとするか。
しかし1,100mって、結構遠いな…。
ん!
なんですと!!
ジブリ美術館て、三鷹なの?
吉祥寺は武蔵野市。
井の頭公園の向こうにあるってイメージから、すっかり吉祥寺だと思い込んでいました。
じゃぁ、今回の企画対象からは外れますね。
正直とっくん的にはちょっとホッとしております。だって、ジブリ美術館の対抗馬ってちょっと思いつかないんだもの。
でも、井の頭公園に勝てる公園だったらウチにありますよ。
しかも恋人同士じゃなくても行けるやつ。
都立戸山公園です。
なんか干上がった池越しのマンション、て構図もなんとなく似ていたり。
だいぶ違うな。
いえ。そんなことを言っているんじゃありません。
戸山公園には、箱根山(標高44.6m)という山手線内で最も標高の高い人造の山があるのです。
ちなみに天然の山としては愛宕山(標高25.7m)が23区最高峰だそうです。
このあたりにはかつて尾張藩徳川家の下屋敷があり、池を掘った残土を積み上げて箱根山が作られたのだとか。明治期には陸軍戸山学校になり、土を掘ると薬莢が出て来たなどといったお話を聞いたこともあります。
よしゃー!のぼったるでーー。えいえいおー。
なんかヒョロイ。
たかだか標高44.6mとは言えそれなりに角度はあり、登りがいもあります。
ちょっとかっこ良く撮ってもらいました。
はい。なるべくモテたいと思っています。
ちなみに料理が得意です。和食とか作ります。
そうこうするうちに、5分くらいで登頂しました。
ふだんはこんなガッツポーズとかしたりしませんが、山頂からは新宿の高層ビルが見えたりと、それなりに達成感があります。
あくまでそれなりですが。
ちなみに登頂をすると、登頂証明書が頂けるということで、公園の管理事務所へ行きました。
戸山公園は、明治通りを挟んで箱根山のある箱根山地区とスポーツセンターなどのある大久保地区、2つのエリアに分かれています。
そして管理事務所は大久保地区にあるため、箱根山の登頂証明書をもらうために、山を登るのより長い時間をかけて歩いていく必要があります。
見てください。
なんかゴージャスなクリアファイルにリーフレット。
登頂証明書は額装すると、こんな立派になります。
東京都、お金もってんなー。
しかも、登頂証明書をもらいに来る人は少ないのか、なんだかすごく歓迎されます。
おじさんたちがものすごく話しかけてきました。
こんなにフレンドリーなお役所仕事は初めてです。
贈呈式っぽいポーズまでノリノリで決めてくださいました。
箱根山と事務所が離れているため、登頂したことは自己申告(笑)で良いそうです。
ちゃんと登頂をして、証明書をもらいに来ましょうね。
そうこうしていると、なんだかほんわかしてきて「吉祥寺なんかに負けへんで!」的なモチベーションはすっかり削がれているのに気がつきます。
そうだ。
それでいいじゃないか、ってことで。
管理事務所の前にアビイロードっぽい写真が撮れる場所があったので、こんな写真を撮って帰りました。
思いのほかもんちゃん社長が喜んでいたので良かったです。
この「高田馬場が他の街の魅力に全力でぶつかるシリーズ」、今後も続くかもしれませんので、その時にまたお会いしましょう。
補足:井の頭公園の池が干上がっていたのは、2017年の開園100周年に向けて、池の水を抜いて底にたまった泥などをさらって、外来種の駆除を行うかいぼり(搔い掘り)が行われているからだそうです。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
SHOP DATA
Linesman
住所 東京都新宿区高田馬場3-16-2
電話番号 03-6908-9182
営業時間 月-火:10:00-18:00
木-土:10:00-18:00
日 :10:00-17:00
ホームページはコチラ