その居酒屋は、裏通りにありました。
「居酒屋 まき野」。
住所で言えば高田馬場三丁目。
早稲田通りを西友から北へ坂をくだった、戸三小通りと呼ばれる通りには、スナックや飲食店がまばらに店を構えています。
まき野もそんな中の1軒。
さかえ通りのはずれにあった居酒屋で店長をしていた牧野さんが、2014年11月にオープンしたお店です。
このところ高田馬場新聞によく登場する“もんちゃん”こと、高田馬場の不動産店ラインズマンの門伝さんが紹介してくださいました。
ちなみにもんちゃん、このところテレビ出演が続いたりブログがバズったりと、なんだか時の人って感じです。
こちらが店主の牧野さん。
牧野さん「串焼きと刺身と、あとは黒豚のしゃぶしゃぶがウリです。つまりはまぁ、普通の居酒屋ですよ」
門伝さん「ココは出汁がホント美味いんですよー」
牧野さん「いえいえ。普通の仕事してるだけっすよ。何も特別なことはしてません」
謙遜とともにお通しの肉じゃがが出てきました。
ちなみにこの日は牧野さんの出身である甲州ワインの白が、なんとグラス1杯100円!
なので、白ワインをチョイス。
まき野では、日替りのサービス品がかな〜りお得な設定になっています。
牧野さん「月曜日は本格焼酎290円、火曜日はお茶割が190円、水曜日はエビス生が290円、木曜日には日本酒11種が190円、金曜日は刺身盛り合わせが1490円のところを990円、土曜日は890円の焼鳥盛り合せが590円でお出ししています」
好きなお酒で狙い目の曜日を決めていくのが良さそうです。
何曜日に来るのが良いか考えていると、刺身盛り合わせがやってきました。
この日は4人で行ったので4人前にしてもらった気がします。
高田馬場新聞「でもこんな裏通りで、よくお店始めましたね〜」
牧野さん「ね。自分でも思いますよ(笑)。ここは以前は1階に不動産屋さん、2階が賃貸のアパートだったところなんです。そこを全部改装しちゃって1階と2階で居酒屋始めたってんですから。正気の沙汰じゃないですね」
えびとまいたけのかきあげが到着。
席数は1階と2階で45席と、さすがにそこそこの広さ。
でも、両フロア共にお客さんが時間差でパラパラと入ってきます。
高田馬場新聞「そうは言いつつも、けっこうお客さん入ってますよね?」
牧野さん「そうなんですよね。こういう立地を気に入って来てくださるお客さんもいるんだな、って。思っていた以上に多かったですね」
高田馬場新聞「確かに隠れ家的、って言うより完全に隠れてますもんね。この立地(笑)」
牧野さん「ここの通りも一応商店街なんですよ。宮田商店会っていって」
高田馬場新聞「あ、そうでしたね。しかし商店街ぽさはみじんも感じさせないですね」
牧野さん「もっと街を盛り上げていかないといかんなーと思うんですがね。はいおまちどうさま」
焼鳥盛り合わせが到着。
門伝さん「もう〜。まじめっぽい話はそれくらいにして!飲んで食べましょう!!」
もんちゃん、ワインでちょっと良い気分になっています。
実はこの日は門伝さんが主催で、デザイン会社や看板屋さんといった、高田馬場で働く人たちが集まっての食事会だったのです。
おひたし。冬の味覚カブが季節感をアピってきます。
門伝さん「うーん、やっぱりこの店は出汁が美味いなぁ! あ、出汁といえば黒豚しゃぶしゃぶ食べないとダメっす!!」
もんちゃんのオススメ、まき野の看板メニュー「黒豚しゃぶしゃぶ 」をオーダーします。
と、鍋一杯にコンソメみたいな液体が入ってやってきました。
えっなにこのゴールデンな液体!
しかもこの液体だけでメシが3杯食えそうなほどのナイススメルが当たりに立ちこめます。
どうやらカツオをガッツリきかせたお出汁。
これで豚さんをしゃぶしゃぶするようです。
この魅惑の黄金地帯にまずは野菜をわっさーっと投入。
大根はふわふわの薄切りで、出汁に良く絡む。
水菜の歯ごたえはシャキシャキシャキ。
ネギは食感と香りの双方を楽しみます。
そして野菜を楽しんだ後は肉をしゅわ〜っと入れて、お出汁で食べる!!
豚さんをしゅわ〜っと入れて、出汁でくらう!!
出汁うめぇ〜〜。こりゃ黄金伝説だわ。
しあわせすぎました。
そしてごめん、あまりの美味さに肉投入からの写真完全に忘れて食べる人になってた。
かろうじて締めの雑炊を。。
なんか最後は尻切れとんぼになってますけど、それくらいしゃぶしゃぶの威力が凄いってことで、ご容赦ください。
あとは皆さん、お店でお試しをば!
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SHOP DATA
居酒屋まき野
住所 東京都新宿区高田馬場3-12-24
電話番号 03-6908-7210
営業時間 17:00-24:00(L.O.23:00)
定休日 日曜日