取材で早稲田通りを歩いてたときに、気になっていたお店が一軒。

聞けばこちらもかなりの老舗とのこと。
老舗キラー(笑)の高田馬場新聞としては、行かぬ手はありません。

どうやら朝なら仕込みの取材もさせていただけるそうで。
早速朝イチの約束を取り、おじゃましてきましたよ。

高田馬場新聞
おはようございます!

横山社長
おはよう。

こちらを一瞥し、すぐ視線を手元に移し黙々と作業を続ける横山社長。
冬の朝の冷たい空気がさらにピリッとします。

高田馬場新聞
えっと。今作っておられるのは?

横山社長
こいつぁつみれだね。

シュッ、むにゅっ、ポイッ。
シュッ、むにゅっ、ポイッ。
むにゅっ、ポイッ。
むにゅっ、ポイッ。

まるで機械のような手さばきで、つみれがたらいの中に吸い込まれていきます。

そして奥では、材料を練る機会がごわんごわんと回っています。

早稲田通り沿いにこんな秘密の工場があったとは!
ちょっと感動です。

そうこうしているうちに、お湯もグラグラ煮立ってきました。

あれあれ?なんだかつみれの声が聞こえてきますよ。

つみれ嬢
「なんだい。アンタあたいをどうする気だい。
そんな煮立ったお湯に入れたって、アンタのものになったりしないんだからね」

ドプン

全く容赦無しです。

つみれ嬢
「あ、アぁ〜〜〜〜。ぐ、ぐ、ぐ。」

グラグラグラグラ〜

まぜまぜまぜまぜー

つみれ嬢
「ぐぅぅぅ。も、もうだめ

おいしくなっちゃうぅぅ〜〜」

はい。

おいしいつみれの出来上がり(笑)。

。。。。。。。はっ!
あれこれ妄想をしているうちに新たな道具が作業台に!

高田馬場新聞
これは何を作る道具ですか?

横山社長
お待ちかねの揚げ物だよ。

揚げ物!
アブラと聞くだけで、なんかこう四十男の血も騒ぎ出すってもんですよ。


さぁこちらも素晴らしい手さばきで練り物がどんどん作られていきます。


アナログな工程ながら、見事に同じ大きさの練り物が!


できあがったら次々と揚げられていきます。

じゅわわわわわ〜


続いて桜えびが!

そして真打ち帆立が満を持しての登場です!

もう見事すぎて、なんだか見ているだけで歌いだしそうです。
そう。あの歌を。

ほぉたてをなめ、、、おっととと。。
また悪い癖が出るところでした(笑)。

あ!
揚げ場をおかみさんが見てくださっている間にお話を聞かないと。

高田馬場新聞
創業がかなり古いとか。

横山社長
明治30年。馬場にきたのは昭和7年だそうだよ。
私が生まれたのが昭和9年だから、ここへ来てすぐの頃だね。

高田馬場新聞
えーっと。昭和は25年足して、えっとえっと。
あ!今年80歳じゃないですかっ!
お若いですねぇ。

横山社長
気づいたらこんな歳になっちゃってたよ(笑)

高田馬場新聞
そう言えば、戦時中はこのあたりも空襲で大変だったそうですね。

横山社長
うん。ここも燃えちゃった。
私は学童疎開で疎開してたから見ちゃぁいないけどもね。

高田馬場新聞
確かシチズンの工場(現シチズンプラザ)のところで燃え止まったとか。

横山社長
戦時中はあそこで弾を作ってたから、工場の前を建物疎開したんだよ。

高田馬場新聞

建物疎開!

まさに今朝、某国営放送のドラマで見たところですっ。

横山社長
そう、それそれ。
まぁ戦後もしばらくは良かったんだけど。
今じゃぁすっかりお店も減ってしまったよね。

高田馬場新聞
かまぼこ屋さんっていうのもあまり見ませんよね。

横山社長
都内で60軒だそうだよ。
新宿区ではウチだけだね。

高田馬場新聞
へぇぇ。

横山社長
それだけに、遠くから買いに来てくださるお客さんもいるしね。
ありがたいことだよ。
だから頑張れるってのもあるね。

なんだかしんみりとしてしまいましたが社長とおかみさんはとってもお元気。
まだまだ美味しいかまぼこ・練り物を楽しむことができそうです。
帰りに3,000円分の詰め合わせを買って、さっそくおでんにしてみました。

わお!
種類もいろいろ入ってます。
防腐剤不使用なのもうれしいところ。
おいしいうちに食べればいいんだもんね。

おでん、うんまぁぁーーーーい!

7人で食べたら、一瞬で無くなってしまいました。

おいしいかまぼこ・練り物を、ぜひ一度お試しを!

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SHOP DATA
山仙商店
住所 東京都新宿区高田馬場3-22-2
電話番号 03-3361-7573
営業時間 9:30~19:00 
定休日  日曜日
土曜営業 祝日営業


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