高田馬場新聞を2013年12月にはじめて今年、ちょうど5年を迎えます。

今でこそ多少は知っていただけるようになりましたが、創刊当時によく言われたのが「あぁ、知ってる知ってる。ナントカ経済新聞ってやつでしょう」というもの。

そう言われた場合は「いえ。それはみんなの経済新聞ネットワークというグループでして、ウチは『非経済』なネタを扱ってます」などといってネタにしておりました。

「みんなの経済新聞ネットワーク」とはシブヤ経済新聞から始まった、日本各地に広がるローカルメディアネットワークです。現在では日本国内に100以上、海外にも広がる一大ウェブメディアグループになっています。

その「経済新聞」が、いよいよ 我らが高田馬場にも開設されたというではないですか。「すわ、これはライバル出現か!」と、早速偵察に行ってまいりました。

 

高田馬場新聞「こんにちは〜」

あ、どうもどうも。

みなれた顔が2つ。

そうです。高田馬場経済新聞は、ご近所のコワーキングスペース「CASE Shinjuku」を運営するみなさんが始めたのです。

 

高田馬場新聞「ほにゃらら経済新聞って、どういう軍団なんですっけ?」

田中さん「軍団って。。。正式には『みんなの経済新聞ネットワーク』といいまして、ローカルウェブメディアのネットワーク組織です。全国に約120支部(うち海外に約10支部)があり、それぞれ各地域のプレーヤーが独自に運営をしています」

高田馬場新聞「この辺りだと新宿経済新聞とか、市ヶ谷経済新聞がありますよね?エリアの住み分けってどうなっているのですか?」

田中さん「高田馬場経済新聞は高田馬場新聞さんと同じく高田馬場から早稲田方面がエリアでして、東は外苑東通りまで、南は大久保通りの裏あたり、北は目白通りまでの新宿区内をおおよその担当エリアとしています。神楽坂あたりは市ヶ谷経済新聞、大久保通りは新宿経済新聞のエリアになりますね。それぞれ各紙から分けていただいた形になります」

高田馬場新聞「なるほど。なんとなく概要がわかってきました。ではどうしてコワーキングスペースであるCASE Shinjukuが、高田馬場経済新聞を始めるのですか?」

田中さん「えっとそこは……ホンネの話とタテマエの話がありまして。どっちからしましょうかね」

森下さん「田中くん」 なんかめくばせをしています。

田中さん「あ、はい。ではタテマエの話から。コワーキングスペースであるCASE Shinjukuを運営している有限会社そーほっとが高田馬場経済新聞をはじめる理由ですが、3つの理由があります…

 

田中さんの話をまとめると、おおむねこんなことのようです。
理由その1:シェアオフィス・コワーキングスペースとの相乗効果
CASE Shinjukuを運営しているのは「有限会社そーほっと」という、森下さんが社長を務める会社です。そーほっとは、三鷹のシェアオフィス、新宿区創業支援センター、そしてCASE Shinjukuの運営を、行政や民間企業から受託しています。
ここ高田馬場でタイプの異なる2つのシェアオフィス・コワーキングスペースを運営する中で、ユーザーさんが新しい商品・サービスをリリースした際に広報支援する機能があるといいのでは、ということを考えるようになっていったのだとか。
他の地域にあるコワーキングスペースでも、みんなの経済新聞を運営しているところがいくつかあり、メディア機能を持つことが、シェアオフィス・コワーキングスペース事業との相乗効果を得られるということもあったそうです。

 

理由その2:「高田馬場を創業の街に」という思い
ここ高田馬場には早稲田大学を始めとして教育機関が多く、優秀な若者を採用する機会に恵まれたエリアです。さらにターミナル駅で交通の便も良いわりに、小さくて古いオフィス物件が多く、家賃を抑えられるいわゆる「起業コスパが良い」場所でもあります。
さらには飲食店が多く社内のコミュニケーションが取りやすい、新宿からも近いため顧客とのアクセスにも便利、会社が大きくなって移転するときも新宿がある!などなど、創業するのにこの街ほどいい街はないんじゃないの?ってのが、森下さん・田中さんが常々話していること。
そうやって高田馬場で起業しようとする人たちを、情報発信を通じて後方支援していこうという狙いです。

 

理由その3:自社の人材採用・育成ツールになる
これは高田馬場新聞をやっていても思うことなのですが、取材をして記事を書くことって、学ぶことがとても多いのです。情報のアンテナを立てて情報を集め、アポイントを取って話を聞き、それを一定のボリュームにまとめて文章にする。それを発信し、多くの人に知ってもらえるにはどうすれば良いかを考える。そのプロセスの中にはかなり多くの学びがあります。教育ツールに良い、というのは言われて「確かに」と思いました。
あとは反対に、ライターに興味のある人を採用することができるという視点もあるそうです。

さて、なんとも高尚な理由があることはよくわかりました。
仕事の合間に、自分の興味関心のあることだけを取材している高田馬場新聞とはエラい違いですね。

しかし、最初に聞いた「ホンネとタテマエ」というセリフが気になります。

高田馬場新聞「で、ホンネの方の理由って??」

田中さん「あ、そっちすか。えっとですね、みんなの経済新聞には『みん経キャンプ』といって年に1回、情報交換会が開催されるんです。あるとき他のコワーキングの人が、みん経キャンプへ行っている様子がSNSにやたらとアップされてまして、それを見たウチの社長が『なんで私たちは行けないの?』と言い出しまして」<

「みん経キャンプに行けないなら、高田馬場経済新聞始めればいいじゃない」……マリーアントワネット的発想!!

いや、いずれにしても地域を情報発信で盛り上げていく仲間が増えたのは嬉しい限り。

高田馬場新聞「ところで、高田馬場新聞とはだいぶスタンスが違いますよね」

田中さん「街の記録係を標榜してまして、基本的に1日1本以上の記事を公開します」

(サイトのキャプチャ:高田馬場新聞が開いたコミュニティカフェ『甘露』も載せていただきました)

高田馬場新聞「ま、毎日っすか! それは大変だー」

田中さん「でも、記事のネタってあるものですよ。それと、我々が発信するのはいわゆるニュースなので、主観や個人的な考えは入れず、地域の方にとって有益な情報だけをお届けするというルールがあります」

あとやっぱり「みん経」はYahoo!ニュースに転載されるというのが大きいです。
ニュースという縛りはありますが、限定メニューを出したり周年企画を開催するという飲食店さんなんかは、高田馬場経済新聞に向けてどんどん情報を発信すると良いと思います。

なんたって高田馬場の記録係なんですから!

マスメディアでは拾えない地域の情報をアーカイブし、暗い記事、事件・事故は取り扱わないという点においては高田馬場新聞と同じスタンスです。

既存のメディアに例えると、高田馬場経済新聞が新聞、高田馬場新聞が雑誌、というように捉えていただけると違いがわかりやすいかと思います。

これからはいろんなコラボも企画していこうと思いますので、高田馬場のウェブメディア2紙にご期待くださいね。
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