編集長 向井です。

 

ビッグボックス横の坂を新大久保方面へ。
1階にメガネスーパーが入ったビルの2階に、カモシカスポーツという山登りのアイテムを置いているお店があります。

カモシカスポーツ外観

そういえばこのビルは「おからだ整備処DOCK」の入ってるビルですね。

しかしなぜ、高田馬場で飲み歩いてばかりいる高田馬場新聞が、健康的なお店へ行くことになったのでしょうか。

カモシカのロゴ

それはですね。実はワタクシ、富士登山をすることになったんですっ!

それで取材を兼ねて商品選びの相談をしに行こうかと思いましてですね、行って来たというわけです。

ほら、山のお店って、初心者に対して親切に教えてくれるか心配じゃないですか。

いかつい髭面のおじさんが出て来て、ブスーッとした態度で接客しそうなイメージ、ありませんか?

山ガールとの出会いを期待して山に登るなんて魂胆がバレた日には。。。ねぇ。

店内は広い

そこで、取材をするっていうことでまず懐に入り込んだ上で、自分に必要な富士登山アイテムをリコメンドしてもらっちゃおうって、そういう企みです。

 

高田馬場新聞「今日はよろしくお願いします」

ミロちゃん「あ、編集長。よろしくお願いします」

ミロちゃんです

えっ。ヒゲは!?山男??
てか、めちゃ可愛い子が出て来た!ってびっくりしたでしょう。

 

こちらはカモシカスポーツスタッフのミロちゃん。
実は、高田馬場新聞が所属する登山チームは田町新聞大塚新聞とで結成された、いわゆる地域密着新聞登山部。

そして大塚新聞の黒田記者が、メンバーに引き入れたのがこのミロちゃん。

たまたま高田馬場のカモシカスポーツで働いていたということもあって、今回の取材をアテンドしてもらったというカラクリです。と言ってもこちらのミロちゃん、雪山とかも登っちゃうガチなヒト。我々にわか登山部の誰よりもベテランです。

 

高田馬場新聞「今日はいろいろ教えてね」

ミロちゃん「あ、今日は店長がお相手します」

 

えっ…なにこのだまし討ち的な…

宮城店長

宮城店長「今日はよろしくお願いします」

ミロちゃんじゃないん。。いや、気を取り直して、取材取材。

 

高田馬場新聞「店長、ヒゲ面の山男って感じじゃ無いですね」

宮城店長「あぁ、実は私、もともとは山の担当じゃかったんですよね。スキーなんです」

高田馬場新聞「あー!ぽいぽい、スキーっぽい!!」

宮城店長「線路の反対側に、カモシカのアウトレット売り場ってあるんですがご存知ですか?」

高田馬場新聞「ありますねー。めっちゃ裏通りに突然現れる『アウトレット』の文字。めっちゃ違和感ありますよね」

宮城店長「あそこ、実はカモシカが高田馬場で最初に出店した場所なんです」

高田馬場新聞「webによれば1966年に中野で開店したのちに1972年に高田馬場へ来られたとあります。それってここ(高田馬場1丁目)じゃなかったんですね!」

宮城店長「それで1981年にスキーとテニスの店をここ(高田馬場1丁目)に出しまして」

高田馬場新聞「なるほど!やはり80年代、時代はスキー&テニスだったんですね」

ビッグボックスができたのが1974年。高田馬場駅周辺も今以上に浮かれた気分が街に漂っていたことでしょう。

宮城店長「で、1985年に山の店を今のみずほ銀行の地下(高田馬場3丁目)に移転して、今のアウトレットのところ(高田馬場4丁目)は倉庫にしたんです

高田馬場新聞「どんどん表通り側に攻めて来たわけですね」

宮城店長「1999年にここ(高田馬場1丁目)に山の売り場を移動させて、アウトレットの方(高田馬場4丁目)の1階にスキーの売り場を持って行きました」

 

なんというか、時代性やスポーツの栄枯盛衰が売り場の移動に現れていることを痛感します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

だって、ほら。高田馬場1丁目のお店の写真。どこからどう見ても山の店です。左の方にすこーしだけスキーも売っていますが。

もちろん季節的なこともあると思いますが、時代は山!って感じです。なんせ山に全く興味のなかった高田馬場新聞も富士登山しちゃうくらいですから。ってどれほどのもんかわからんねそれ。

 

宮城店長「私はスキーをやっていたので、客としてここに来ていたんですが、働きながら登山・スキーができるというので最高の職場だと思って大卒でカモシカに入りました。社長もかつては遠征隊を率いてエベレストを目指したこともあるほどの山男です。スタッフにも実際に登ってる人は多いですよ」

高田馬場新聞「社長さんはやはり山男なんですね。でもなんでカモシカなんですか?確かに山っぽいちゃ山っぽいけど」

宮城店長「確かですね、社長が山登りをしているときに山の会で集まる喫茶店の名前がカモシカって言ったとかなんとか…すみません、ちょっとそのへんうろ覚えです」

高田馬場新聞「なんかイージーですね(笑)。まぁでもそんなもんかもしれませんね。しっくり来てるし。ところで話を本題に戻しますけど、僕はいわゆる山の初心者なんですが、こういう専門店って初心者が行ってもいいんですか?なんか素人お断りなイメージを勝手に想像してしまうのですが」

宮城店長「社長がカモシカスポーツを創業した時の思いがそこにあるんです。社長が冬山の道具を買いにお店へ行ったときにぞんざいに扱われたことがあったそうで、初心者にも優しいお店を作ろう!と、カモシカを立ち上げたそうです。ですから、カモシカは素人の方にこそ来てもらいたいお店なのですよ」

 

それならば遠慮なく、と、田町新聞の舟橋編集長と大塚新聞の黒田記者を誘って富士登山に必要なグッズを買いにやってきました。

 

大塚新聞の黒田記者。ザックをお求めになるようです。

大塚新聞の黒田さん

ちゃっかりミロちゃんにアドバイスをもらっています。

大塚新聞の黒田さん

ミロちゃん「富士登山は小屋泊ですよね。だと30リットルくらいあるといいですね」

大塚新聞の黒田さん

田町新聞の舟橋編集長は靴を物色しています。

田町新聞の舟橋さん

靴は靴のプロがいるということで、ミロちゃんから引き継いだ靴のプロさんからいろいろ説明を受けて試しています。

田町新聞の舟橋さん

舟橋さん、どこか遠くを見つめています。
富士山頂にいる自分をイメトレしているのでしょうか。

豊富すぎて何から選べば良いのか

それにしても登山の靴っていうだけでもめっちゃありますね。

品揃え豊富

ん?なんか奥の方に不思議な坂がありますよ。

靴売り場に謎の坂が

これ、なんでしょうか?

坂で試しばき

ミロちゃん「こうやって、靴を履いて実際に山道を登るイメージで試せるんスよ」

ちなみにミロちゃん、時々ピーコックでお惣菜買ってます。何度か目撃してます。
(お惣菜でなく食材だそうです。後日訂正依頼がありました)

のぼっておりて

しかしさすが専門店。試し履きしただけでは、実際にどう良いのかとかわからないですよね。
きっとこの模擬坂道だって本当の山道とは違うわけですが、坂道で足にかかる負荷を体感できるっていうのは大きい(と素人ながらに思いましたよ)。

 

と、こんな感じでカモシカスポーツはスポーツの栄枯盛衰を見つめながら、現在は山登りをする人たちを中心に商品をラインナップして、登山やスキーなどを現役で楽しんでいるスタッフさんたちの的確なアドバイスをもらいながら初心者も安心してショッピングができる素敵なお店ですよって書いてみたら3行くらいで終わる話を長々と書いてしまいました。

 

これから山を始めようという人も、次の高みを目指そうという人も、スキーをする人も、みんなのお困りごとに答えてくれる嬉しいお店な感じがしたので、気になる人は行ったらいいと思います。

 

あと、ちょっと変わったところでは、沢歩き用のグッズとか、クライミングシューズとかも置いています。

クライミング用シューズ

鳥のくちばしみたい。どこまでだって登れる気がする(あくまで気持ちだけ)。

 

あと意外なところでは、高所作業をする職業の人たちも来るそうです。
それがこの一角。

マニアックなアイテムも

ちなみに高所作業用とロッククライミング用、ロープに求められるニーズが全く逆なのだそう。
ロッククライミングでは、万が一の墜落への備えとしてロープを使うので墜落時に衝撃を和らげるべく荷重がかかると伸びないといけません。反対に高所作業用は、一定の位置で作業者を支える必要があるので伸縮してもらっては困るのだと。

これを間違えて伸縮性の無いロープでロッククライミングをして墜落したら……想像しただけで血の気が引きました。

なにに使われるのでしょうか

とにかく、そんなことも含めて教えてくれる優しい店員さんたちがいますので、新宿とか神田とかにわざわざ行ってたというあなたはカモシカスポーツに行ってみましょう。

 

 

あ、ちなみに僕たち3人、無事に富士登山やりとげました!!

ご来光

 

影富士

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SHOP DATA
カモシカスポーツ 山の店本店
住所   東京都新宿区高田馬場1-28-6 2F
特設アウトレットセール会場 東京都新宿区高田馬場4-4-11 内藤ビルB1F
営業時間 平日11:00~20:00/土日祝11:00~19:00
※年末年始/社員研修/棚卸 休業あり

 


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