ばばゼミで教室をやってもらったりとお馴染みリスカフェのオーナー、パティシエの前田さん。
初めて取材に行ったのがもう4年も前のことって、ちょっと驚きです。
時間の経つの早いわ。
で、そんなある日のこと。前田さんから高田馬場新聞編集部にメッセージが入りました。
「リスカフェが、大変なことになってます! ユカが…ユカが……」
リスカフェにゆかちゃんなんてスタッフいたっけ?と思いながら急ぎお店に向かいますと、いつもの爽やかさが若干欠けた感じの前田さんが迎えてくれました。
高田馬場新聞「こんにちはー」
前田さん「うぁぁぁぁ〜。こ、これは。。。。」
顔色が青ざめています。
顔だけでなくTシャツも短パンも青系なのは偶然でしょうか。
前田さん「見てくださいよ。リスカフェの床に穴があきそうなんです!」
なんと! リスカフェがそんなことになっていたとは。
聞けばこの物件、前に借りていたお店の方が作った店舗の内装を有償で譲り受け(こういうのを造作譲渡とかいったりします)、入ったのだとか。
それがある日のこと、床がグラグラするなと思って調べてみたところ、床を支えている土台が腐りはじめており、このままでは床が抜けてしまいかねないというではないですか。
床板をめくるとすぐ下は土!
ふつう、コンクリート的なもので固めて湿気が上がるのを防ぎ、さらに換気できるようにするらしいのですが、なんとこちらはダイレクトに土!
今時これほどまでに大地を感じられるカフェが山手線内にありますかって話です。床の下ものぞきましたが、ビジュアル的にキツイので写真はやめておきます。
以前のお店は1年ほどしか営業していなかったとのことで、こんないい物件はないと飛びついた前田さん。
しかしそれから5年の月日が経ち、床下のざっくり施工は徐々に露呈し、なんともゆるゆるの床になってしまいました。
少しづつ手直しをしてつないできたのだけど、もうどうにもこうにもダメになってきたとのこと。
このままではマンガかコントでしか見たことのないような、びっくり体験ができるカフェになってしまいます。
高田馬場新聞「リスカフェだけに、リスが柱食べた的な、そういうやつっすか?」
前田さん「あ、うまいこと言…いや、ダメっしょそれ」
前田さん、笑い声が渇ききっています。
で、この記事で何が言いたいのかというと、この今日本で気の毒すぎるパティシエランキングで言えばかなりの上位にランクされること間違いなしの前田さん、ここはこれまでに培ったリスカフェファンの皆さんの力を借りるしかない!と、クラウドファンディングで床の補修工事代金を用立てようということのようです。
クラウドファンディングのページがこちら。
https://camp-fire.jp/projects/view/95311
底抜けのピンチって、笑っちゃいけないけど笑えますね。
笑うしかないって、こういうことを言うのでしょうか。
でも、ピンチをチャンスに変えるという言葉もありますし。ぜひともこのチャレンジは達成してほしい。ともに高田馬場で頑張っている高田馬場新聞としても応援したいところです。
ちなみにクラウドファンディングってどういう仕組みか、ご存知ですか?
ネットで集める寄付、なんてイメージでしょうか。
もちろんそのような、純粋に寄付をするタイプのものもあります。
しかし今回のチャレンジもそうですが、クラウドファンディングでは支払った金額に見合う、もしくはその金額以上のリターンが用意されている場合が大半のようです。
例えば、リスカフェのレンタルスペース費用20,000円のところを13,000円で利用できる権利を支援という形で購入する、といった具合に。
つまりリスカフェで得られる商品・サービスをあらかじめ購入することで、その金額が支援に回るということなのです(支援額からクラウドファンディングの手数料が引かれます)。
本当に多彩なリターンが用意されているので、せっかくの機会なのであれこれ見てみてください。店舗で通常提供されている商品・サービス以外にも、このクラウドファンディングだけでしか得られないリターンもあります。
高田馬場新聞的に言えば、今度高田馬場新聞がオープンするお店のために【オリジナルレシピ・メニュー監修】30,000円とか、めちゃ気になっています。
てか、ほぼこれに決めつつあるところです。
なんにせよ、お店のピンチをこんな風にエンタメ化できる前田さんなら、底抜けのピンチもするっとクリアしてしまうのでしょう。
みなさんもこの機会に床が抜けそうなリスカフェにまず行ってみて、ビフォーアフターを体験するといいと思いますよ。
抜けるかもしれない床に乗る機会なんて、そうそうないですから。
最後にもう一度、クラウドファンディングページへのリンクをご案内しておきます。
https://camp-fire.jp/projects/view/95311
SHOP DATA
リスカフェ
住所 東京都新宿区大久保3-9-5
電話番号 03-6457-6515
営業時間 9:30~15:00
定休日 土・日・祝日